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【第99回】ロータス博士のWinActor塾~OS情報取得

2024.01.05

久し振りの塾じゃのう。

もう潰れたと思ってましたよこの塾。

縁起でもないことを言うでない・・・。

早速じゃが、今回のお題はOS関連じゃ。

OSってWindowsのことですよね?

うむ、そうじゃ。

そのOSから情報を取得するライブラリを使ってみようと思ってのう。

そんなのあるんだ。

どんなことができるかちょっと楽しみですね!

情報取得用のライブラリ

WinActorには、実行端末の情報を取得するためのライブラリが用意されています。

それぞれどのような情報が取得できるか見ていきましょう。

 

今回ご紹介するライブラリは全て以下から利用できます。

 

NTTATライブラリ > 22_OS関連

 

 

HDD情報収集

 

HDD情報収集はハードディスクの情報を取得するためのライブラリです。

プロパティで設定する項目はシンプルにひとつだけで、取得した情報を書き出すためのExcelファイルを指定します。

 

 

ファイルが存在していない場合は新規に作成されるため、予めファイルを用意する必要はありません。

情報を書き込んだ後は、Excelファイルが開いた状態になります。

もしシナリオ内で閉じたい場合は、続けてExcelを保存、終了するためのライブラリを配置しておきましょう。

 

 

試しに、上図のようにファイルパスを指定して実行してみると、結果は次のようになります。

 

 

このライブラリでは、実行端末のドライブ名と最大ファイル容量、空き容量

そしてファイルシステム(ファイルを管理する規格)の種類が書き込まれます。

面白いですね!

ローカルにファイル保存していくシナリオでC2セルの空き容量を取得して

少なくなってきたときに通知とかできそうですね!

おお、ロータス君にしてはなかなか良いアイデアじゃのう!

「にしては」・・・?

 

コンピュータ名取得

 

コンピュータ名取得は、実行端末の名前を取得します。

プロパティには、コンピュータ名を格納したい変数を指定します。

 

 

実行するとPCの名前が変数に格納されます。

 

 

大人の事情で伏せているが、しっかりと取得できておるぞ。

 

 

ネットワーク情報収集

 

ネットワーク情報収集は、HDD情報収集と同様にExcelに書き込みを行うタイプです。

設定も同じですので、ファイルのパスを指定して利用しましょう。

 

 

実行すると、次のようにExcelに情報が書き込まれます。

 

 

このライブラリでは、IPアドレスと、使用しているネットワークインターフェースカードの情報が書き込まれます。

 

 

マシン情報収集

 

マシン情報収集はPC本体の情報を取得するライブラリです。

このライブラリもExcelファイルに情報を書き込みます。

 

 

これまでのライブラリと同じく、Excelファイルのパスを指定しましょう。

 

 

上図のようにPCの製品情報等が13項目にわたり取得されます。

ちょっと博士、全部隠したらわからないじゃないですか。

ほとんど見せられるものではあるが・・・

このご時世、こういうのに厳しいんじゃもん。

・・・(それはそう)

気になる方はご自身の端末で試してみましょう!

※これらのライブラリは情報取得のものですので、実行してもPCに影響はありません。

どうじゃ?使えそうなものはあったかのう。

正直、最初のHDDのやつ以外使いどころがわかりませんでした。

この辺の情報をWinActorで使うことなんてそうそう無いじゃろうな。

エラーが発生したときに添える程度かのう。

うーんなるほど。知っておいて損はないって感じかあ。

でもこういうのまで用意されてるWinActorってカバー範囲拾いですね。

うむ!

シナリオ作成に直接役立つというタイプのものではないが

ひょんなことで使うこともあるかもしれんからのう。

ではまた次回じゃ!

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