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【第62回】ロータス博士のWinActor塾~IE移行対応Ⅰ

2022.03.25

博士!助けてください!シナリオの修正が終わりません・・・。

どれどれ、例のIE移行の件じゃな。

IEサポート期限もあることじゃし、わしも手伝うかのう。

 

※「 IE移行対応とは?」と疑問をお持ちの方は以下のブログも合わせてご確認ください!

 

シナリオ修正前に~修正方針の整理~

いきなり修正を始める前に、方針を整理しよう!

ロータス君、シナリオをどのように修正したいのかな?

下の図を見ながら考えてみよう。

 

 

ええっと、今回僕が修正するシナリオは

・IEを操作する処理がある

・IE以外のブラウザへ移行できない ので・・・

 

 

「EdgeのIEモードへの移行作業」になります!

ふむふむ、それでは通常のシナリオ修正とは少し対応が変わってくるのう。

ラッキーなことに、IE→EdgeのIEモードの移行には公式からの支援ツールが出ているぞ!

やったー!

ところで博士、「EdgeのIEモード」って一体何ですか?

おっと。「EdgeのIEモード」とはな・・・

 

EdgeのIEモードとは?

 

 「EdgeのIEモード」は、「Microsoft Edge」に非対応の Internet Explorer ベースの Web サイトを直接 Microsoft Edge(以下、Edge) からアクセスできる機能です。「EdgeのIEモード」を使うと、Edgeの画面上でIE専用のWebページを表示できます。

 

・Edgeの画面上でInternet Explorerを再読み込み

 

      

 

・IEのマークが表示され、Edgeの画面上でIEページが表示されていることが分かる

 

 

 

 

 

 

 

 

なるほど、Edgeを使いながらIE画面を表示できるんですね。

ざっくり言うとそんな感じじゃな。

この「EdgeのIEモード」でなら、WinActorによるIE関連のライブラリを使った操作も可能じゃ!

ただそのためには、少しシナリオを修正する必要がある。

次はその修正内容を確認していこう!

EdgeのIEモード移行に伴い発生する作業

 

IE→EdgeのIEモード移行の作業には、以下の3パターンがあるぞ。

  

 

 

 

①ノード「IEアクション」を使用:WinActorバージョンアップ

 

ノード「IEアクション」については、特に修正の必要はありません。WinActorをバージョンアップするだけで対処完了です。

WinActor最新バージョンのIEアクションはEdgeのIEモードに対応しています。

対応しているバージョンのWinActorにてシナリオを動かすと、EdgeのIEモード上でもIEアクションの操作が可能です。

 

・ノード「IEアクション」

  ライブラリタブ>04_自動記録

 

 

 

・Edge IEモード対応バージョン

  WinActor v6.3.2 以降

  WinActor v7.3.0 以降

 

 

②ライブラリ「17_IE関連」をそのまま使用:ライブラリチェッカーでライブラリ更新

 

ライブラリ「17_IE関連」については、ライブラリを更新する必要があります。

ライブラリを更新し、WinActorをバージョンアップすることで、EdgeのIEモード上でも「17_IE関連」の操作が可能になります。

※WinActor v6.3.2、v7.3.0以降のバージョンは、Edge IE モードに対応しております。 v6.3.2、v7.3.0以降のバージョンで作成したシナリオは修正の必要はありません。

 

・ライブラリ「17_IE関連」

  ライブラリタブ>17_IE関連

 

 

 

 ・ライブラリ移行ツール「ライブラリチェッカー」

メーカーから配布されているライブラリ移行ツール「ライブラリチェッカー」を使用すると、シナリオ内にバージョンアップが必要なライブラリが含まれているかを調査し自動アップデート可能です。

 

シナリオ内に更新可能なIE関連ライブラリが存在するか自動でチェック・更新します。

※ライブラリチェッカーのご利用を希望の際は販売店までお問い合わせください。

 

 

 

③ライブラリ「17_IE関連」を加工して使用:ライブラリのスクリプト修正

 

ライブラリ「17_IE関連」のスクリプトを修正してご利用している場合は、手動にてスクリプトの修正をする必要があります。

また、Ver.5以前のWinActorバージョンにて「17_IE関連」ライブラリを使用している場合も、手動のスクリプト修正が必要です。

ライブラリを手動修正し、WinActorをバージョンアップすることで、EdgeのIEモード上でも「17_IE関連」の操作が可能になります。

 

 

WinActorのバージョンや、何のIE操作部品を使っているかによって、修正方法が変わってくるんですね。

その通りじゃ。

これらを意識して、必要な修正箇所を洗い出していくと良いじゃろう。

それでは次回は、今回の内容を元に実際にシナリオ修正をしてみよう!

具体的な内容は「EdgeのIEモードの表示方法」と「ライブラリチェッカーの使い方」じゃ。

ようし、頑張ります!

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