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【第24回】ロータス博士のWinActor塾~ログの保存

2021.01.06

ログ出力画面の開きかた

今回は、シナリオを動かす上で覚えておきたいWinActorの機能のひとつ「ログ出力」についてご紹介します。

「ログ」とは、シナリオを実行した際にどのような動作をしたかの記録です。

WinActorでは、いつ、どのノードが、どうしたかの項目を確認することが可能です。

 

ログ情報はエラーの原因を突き止めるためにも役に立つ。

常に見張っておく必要はないが、使い方は覚えておこう。

まずはログ出力ウィンドウを開いてみましょう。

ログ出力ウィンドウはデフォルトでは画面下にドッキングされた状態になっています。

他のタブが選択されているとログウィンドウは隠れているので「ログ出力」タブをクリックして前面に表示させましょう。

 

 

 

画面下にログ出力タブが無い場合は画面左上のメニューから表示させることができます。

 

ログ出力画面構成

ログ出力画面を開くと、次の図のような構成になっています。
 

 

 

ツールバー

 

ツールバーには2種類のアイコンがあり、それぞれ以下の役割を持っています。

 ログ保存

 ログ表示エリアの内容をテキストファイルに保存します

 
 ログクリア  ログ表示エリアの内容をクリアします

 

※ログクリアボタンを押すと、ログを消去してよいかの確認ダイアログが出ます。

 

 


 

ログ表示エリア

 

ログ表示エリアには、シナリオ実行時のログ(実行の経過)が表示されます。

ログ出力で表示される日付と時刻は「オプション」画面で設定した「日付形式(ログ)」と「タイムゾーン」で表示されます。

 

表示されるログの行数には上限が設定されておる。

デフォルトでは1,000行となっているから

長期間ロボットを動かすようなシナリオの場合は注意じゃ。

古いログは100行単位で消えてしまうみたいですね。

上限を増やすにはどうしたらいいですか?

ログの設定

ふむ、ではログの上限を変更する方法を教えよう。

ログの設定はオプションウィンドウから変えることができる。

 

オプションウィンドウは画面左上のメニューから「ツール」→「オプション」を選択することで表示されます。

 

 

 

オプションウィンドウを開いたら、上部のタブから「その他」を選択します。

 

 

ここの「表示ログ行数制限」を好きな数に変更するのじゃ。

なるほど、これでログが消えないようにできますね!

ログ表示エリアの機能 他

ログ表示ウィンドウにはログの保存・閲覧・消去以外にも便利な機能が存在します。

 

 

エラー・警告箇所の特定

 

ログには、時刻、実行を行ったノードID、結果などが表示されます。

エラー・警告が発生した場合は、「ログ出力」タブ画面に表示されているノードIDをクリックすることで、対象ノードを表示し、エラー・警告発生箇所を特定することができます。

 

 

ノードIDクリックによるノードジャンプ

 

「ログ出力」画面で「ノードID:(数値)」を含む行をダブルクリックすることで

フローチャート表示エリアの対象ノードが選択状態となります。

 

 

 

エラーが起きたけどどのノードかわからない時や、

同じノード名のものが複数あって探すのが難しい時に有効な手段じゃ。

シナリオが完成に近付いてテストが多くなると、ログウィンドウは重宝するぞ。

常に見える場所に置いておくのも良いかもしれんのう。

そういえば博士、ログ保存ボタンじゃなくて

そのままコピーして保存じゃだめなんですか?

もちろんそれでも構わないが、文字コードに気を付けるのじゃ。

ログ表示エリアの文字コードはutf-8じゃぞ。

うーん、面倒だなあ。ログも自動で保存できたらいいのに・・・。

ふぉっふぉ。それが実はできるんじゃよ!

次回は自動でのログ保存に挑戦してみよう。


 

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