【第10回】ロータス博士のWinActor塾~例外処理と監視ルール
例外処理
例外処理のフローをシナリオ内に入れておくと、エラーが発生した時に特定の対処ができるようになります。
正常系で想定外のエラーが発生した時に異常系に遷移します。
この状態になると、ポップアップに応答するまでWinActorは停止してしまいます。
WinActorは多重起動ができないため、後続にスケジュール起動等で予定されていたシナリオは全て実行されなくなってしまいます。
正常系の処理を中断して、異常系の処理を行います。
一度異常系に遷移すると正常系のフローに戻ることはありません。
以下の描写のように2つ目の異常系を追加することができますが
例外処理は、異常系のフローを実行中にエラーが発生した場合、通常のエラーと同様に停止します。
この形を見ると1つ目の異常系のアクション例外でエラーになった場合
例外異常2の処理に遷移してくれると思いますよね?
残念だが上の図のように2つ目の異常系を追加しても
一度異常系に遷移してしまったら、異常系内でエラーが発生しても
他の異常系に遷移することはないのじゃ。
このように例外処理の異常系のなかに例外処理を配置する入れ子の形にしてみました。
異常系のなかでさらにエラーを検知したい方は試してみてください!
うむ、確かにこれなら異常系に遷移したあとにエラーが出ても拾うことができるな!
監視ルール一覧
特定のウィンドウが表示された時に「シナリオ停止」「サブルーチン呼び出し」「例外発生」いずれかの動作を
させることができます。監視ルール一覧画面は、監視するウィンドウと、そのウィンドウが表示された時の動作について
設定を行う画面です。
マニュアルにも記載されておるが、監視ルールはシナリオ起動中常にチェックされるものじゃ。
監視ルールを使用することでシナリオ実行が遅くなる可能性があるということを覚えておこう。
メイン画面の表示タブから「監視ルール一覧」を選択します。
監視ルール一覧 アイコン説明
追加
特定の処理をさせたいときの動作を登録できます。
編集
登録した監視ルールを編集できます。
編集したい行を指定して、編集アイコンをクリックします。
削除
登録した監視ルールを削除します。
適用順位アップ
監視ルールの優先度を上げます。
ウィンドウの監視は、監視ルール一覧の上から順に検出されます。
適用順位ダウン
監視ルールの優先度を下げます。
監視ルール登録
対象画面を登録します。
以下のどちらかで監視対象画面を登録します。
①ウィンドウ識別名で指定する
②ターゲット選択をして登録する
(ターゲット選択をクリック)
③シナリオを停止する
監視対象画面が表示されたタイミングでシナリオ停止メッセージが表示されます。
OKボタンを押下するとシナリオが停止します。
④例外を発生させる
特定の画面が表示されたタイミングで指定の例外名の異常系に遷移します。
⑤サブルーチンを実行する
特定の画面が表示されたタイミングで指定したサブルーチンを実行させることができます。
監視ルール一覧の設定はノードとノードの合間で働きます。
ノードが青くなっている状態(処理中)は、監視ルールで設定した画面がでても対処されません。
監視ルールを使わず、画像マッチングなどを条件に遷移する方法をとる人のほうが多いかのう。
使いにくさはあるがポップアップの発生タイミングがわからない時などに有用じゃ。
今後のアップデートに期待じゃな!
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